言葉の持つ温度と共鳴、揺らぎ

ゆるゆるゆるゆると、言葉の持つ揺らぎ。
くるくるくるくると、巡り行く変化。

言葉の持つ温度が冷たくても温かくても、
その言葉に合う温度がどんなものかを選び
温める形容詞を付け加えたり、
透明度をあげるような削り方をしてみたり。

そういう言葉の連なりを積み重ねて、
いつか言葉と言葉が共鳴していくうちに、
ひとつの物語が出来て、
感情が結晶化して、
自分の中のから羽のように軽く
ふわりと飛び立つ。


ふわり、ふわりと飛んで、
シャボン玉のように消えていく。

忘却は哀しみではなく、
新たなる何かをとどめるための挑戦。
攻撃的ではなく、ただ、そこにあったことを
ゼロにするのでもなく。

人の心の耐えられる重さを、
常に一定以上にならぬよう。

優しさは心の糸目の細かさのように、
細かければ細かいほど他者から見れば美しくもあり、
繊細で壊れやすくもあり、
くしゃりとかたちが詰まってしまっても、
そこにはたくさん存在していて。

横糸と縦糸が感情ならば、
優しさを持つ人のそれはとても綺麗だけれど
他人からすればの話で
本人にとってはとても扱うのに苦労をすることだって
あるのだろう。

何が正しくとも、
本人の満足や充実は他者から測れないように
君の好きも私には理解できなかったよ。

どうすれば君は、誰かを好きになる。
それが理解できれば。と何度も思ったけれど。
それすらも時の流れで忘却の彼方に、
流されてしまえばいいのに。



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