思い出した大切なこと
想像で行間を埋められるようなものが好きだったのだ
今も昔も。変わらずに。
変わっていく生きた表現者よりも
すでに完結された遠い過去の変わらぬ表現者の方が
安心できる。
感性の受けとるものだから表現の一致的なものとは限らず、
しばし躊躇い、それらを心で溶かし、混ぜあう。
すべては揺らぎ、一度として同じ色にはならず、
だからこそ、自分のなかに入れるもの、
目に写るもの、耳に届くもの、心に落ち行くものを
選び、その環境を整えていく必要がある。
変わらぬものを望んでいるのではなく、
変わりゆくなかで同じく感じるものを。
深透。
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