デート

デートしてる気分、を覗いてる気分。

デート

しばらくは会えそうにないので、デートの仕方を考えています​例えば、さっき、梨がひとつ、そして梨がもうひとつ見えたならその梨から梨への間だったら待ち合わせができないか​目の前の梨に触ってみても、絵肌はザラザラしてる、画面はツルツルしてる今の季節には梨に会えないのか、いつになったらまた会えるのか​梨を知らなかった、生まれてからしばらくの日々があったけど、今では見たことも触れたこともあって、いつでも「梨」を呼べる日々なので​ここじゃなんの匂いもしないよと嘆かずに、日記のようにはじめてみます梨から梨への間で作品画像(ページ上部):久保俊寛《なし2個》1979年、油彩・キャンバス   所蔵:アートギャラリーミヤウチ(梟コレクション)作品画像(ページ下部2点):関川航平《なし1個》2020年、画像デジタル加工4/13​​昨日は水やりしたんだっけか、明日起きたらプランターの土の表面を触ってみてすっかり乾いていればおとといは水やり忘れちゃってる二週間くらい前にホームセンターの入り口の園芸コーナーの隅のアウトレットっていうのかな植物でも、正規の値札が剥がされて新しく貼られたシールに書いてあった値段が外に置いてあるから雨で滲んじゃってて読みづらかったけどなんとか読めば「100円」だったら鉢と鉢受けを一緒に買っても数百円しか支払わずに帰りは自転車のカゴにいれたら倒れそうだったから押して歩いて帰ってきてすぐにベランダでペコペコの黒い苗のケースから素焼きの鉢にいれかえたら案外さまになってる、赤い、花が赤い、葉っぱはタンポポみたいな形をしている。大きさもちょうどタンポポくらいで、花はぜんぜんタンポポみたいじゃない。名前がわからない。ビニール袋の中をがさがさとあさっても名札みたいなの無いし、そうだ財布の札入れ部分にしまったレシートを広げてみてみたら「エリエール+Wate ¥548」これは箱ティッシュ、「ワイドハイターEX替 ¥327」これは詰替用の漂白剤、「イチネンソウ ¥100」と書いてある、イチネンソウってもしかして名前かどうかスマホで調べてみると違うってことが説明してあるページをしばらくスクロールして、目の前の赤い花はどうやら一年しか咲かない。こいつ、もう咲いちゃってんじゃん。これが枯れたら後はもう葉っぱだけなのか、詳しい育て方を調べたくても名前がわからない。しばらく「一年草 赤い花」の画

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Hina 2018

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