WITHDOM 3rdアルバム『詩季彩』 感想 前半戦
前作リリースから5ヶ月。
次々と新曲を発表してくれていることもあり、
もう?という気持ちよりも、さすが!という
気持ちの方が強いくらいの3枚目。
優しい秋の雨に包まれながら聞きたい
切ない一枚でした。
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01.Anemone ~抜け出したくても溺れてしまう恋もある~
身体が自然に揺れるリズム。ゆるやかに刻まれる叶わない想いは儚く散る花の名前がとても似合う。
ズルくても溺れたくなるような恋が、ある。
そんな優しいのに切ない、アネモネの花の印象が残る歌。
Love story
深く入る度 Warning
勘違いかも
そんな考え掻き消す為に
working
傷つくことが怖くて
また
殻の中に閉じこもる
weekend
08.It will be rainy~別れの理由は片方だけでも…~
好きだけど見てるものが違う。隣に居て、幸せだなって
思っていたあの頃に戻りたいけど。
すれ違い始めたら………今、自分が好きな貴方は
本当の貴方ではない気さえしてきて。
雨は優しい。
音をそっと消して、窓に寄り添う。
雨粒は代わりに涙を流してくれるかのよう
重なって纏う音が少しずつ
切ない想いに一歩、一歩
後ろ髪を引かれるように別れを決めたけれど………
まだ未練は 気持ちは残っているけれど
伝えることも理解することもあきらめて………
どうしても最後の一歩が踏み出せない
雨がとどめる今、この時間だけ君を想う
そんな優しい雨が切ないけれど
女性って強いなとも思える歌。
一人きり
暗い部屋で
あなたの好きだった映画を観てる
エンドロールと共に降り始めた雨
窓に映る
09.BURN ~Don't look back 道は前にだけ 疾走感を楽しむ~
疾走していく。
流れていく速さに、ギターの音に刻まれる今は
意思の強さの現れのようで。
音に歌に連れていってもらう世界は
自分で決めた世界だから、
強く歌に背中を押してもらえる。そう感じられる歌。
どっかで見たようなワンシーン
unreal 仮想と現実
Can't stop the time
このままじゃ 終われない
10. Dissonance ~心掴む切なさをメロディと言葉で~
ズレ始めた感覚が奏でる恋の違和感に女の強さと対比して
男の戸惑いと理解はできても受け止めきれない気持ちを
すごく柔らかく描いていて。
それでも好きな恋の狂気を閉じ込めて
心が追い付かないのに
少しずつ消えていくのも
恋の終わりのようで。
I wish I could
go back in time
12.Prison ~恋の影を抱きしめるように~
過去に囚われたままの心がぽわんぽわんとした
音の檻の中で行ったり来たり。
想いは残るのに、どうやったって
もう僕のものじゃないことが
苦しくて悲しくて。
モノクロの日々を過ごしてる 今も
抑えきれないほどBaby love
伝えられないけど まだ
Fall in love
13. 君へ贈る歌 ~心の傍に寄り添ってくれる優しさ~
たぶん、WITHDOMの歌の真髄はこういうところ。
smoothさんの言葉がまっすぐに心に飛び込んで、
染み込んで、残る余韻が心地よく優しく淡い。
過去は変えられない
約束された明日もない
今を生きる 君らしく
ありのままでいられるように
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銀色、赤、水色、薄紅色、緑、白、黒、透明、ブラウン、紫、
金色、灰色、ネイビー
色ならこんなイメージ。
本当に大切に聞きたい一枚です。
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